「うちの店のことはわかってるでしょ」——その思い込みが、集客を止めている。

今日は、経営者さんと仕事をしていて毎回のように直面する"あるある"をお話しします。
ちょっと耳が痛い話かもしれません。
でも、これを知っておかないと、いくらお金をかけても集客は改善しません。
目次
「LINE配信、代行してほしいんです」——そこから始まった話
先日、とある店舗オーナーさんから連絡がありました。
「LINE公式アカウントの配信、うまく書けなくて。代行してもらえませんか?」
もちろん、お受けします。
ただ、配信文を書くには情報が必要です。
・今月のおすすめ商品は何ですか?
・価格はいくらですか?
・お客さんにとってのメリット(ベネフィット)は何ですか?
・今だけの特典やキャンペーンはありますか?
こういった基本的な情報をお聞きしました。
すると、返ってきた答えは——
「いつも自分が使っている言語で、しかも相手のことは全く考えていない……内容。
わかるわけありません、 私は、その店に行ったことすらないんです。
そのお店、ホームページもなくて...
「私が何も知らない」ということは、相手も知っているはずなのに
これ、笑い話のようで、実はとても深刻な問題です。
オーナーさんは悪意があるわけじゃない。
むしろ、「自分の店のことは相手も当然わかっている」という無意識の前提で動いているんです。
毎日その商品を見て、触って、売っている。 価格も、ウリも、お客さんの反応も、体に染み込んでいる。
だから——「言わなくてもわかるでしょ」という感覚が自然と生まれてしまう。
でも、外部の人間には何もわかりません。
代行者だろうと、コンサルタントだろうと、お客さんだろうと。 「知らない」がスタート地点なんです。
実はこれ、集客全体に起きている問題
「情報を渡さない」問題は、LINE配信に限りません。
Googleマップの口コミ返信を手伝おうとしたら、 そのメニューが何なのか、
どんな客層に向けたものなのかを教えてもらえない。
ブログを書こうとしたら、 「雰囲気でいい感じに書いといて」と言われる。←こういうことを言う人はソッコ-で契約解除ですが(笑)
チラシをつくろうとしたら、 「とにかくおしゃれにして」とだけ言われる。
全部、同じ構造です。 オーナーの頭の中には情報がある。 でも、それが外に出ていない。 だから、何も伝わらない。
お客さんにも、同じことが起きている
ここが本題です。
代行者や外注スタッフに伝わらないのは、まだいい。
お互い「情報が足りない」と気づいて、聞き直すことができるから。
でも—— お客さんは、聞き直してくれません。
「何を売ってるのかよくわからない店」には、そもそも入らない。
「ベネフィットが伝わらない投稿」は、スクロールされて終わる。
「価格も内容も書いていないLINE」は、読まれない。
オーナーさんの頭の中にある「当たり前」は、
お客さんにはまったく届いていないんです。
「伝える」とは、相手が知らない前提で話すこと
マーケティングの基本中の基本ですが、
これが実践できている中小企業は、
正直なところ多くありません。
伝えるべき情報は、シンプルです。
✅ 何を売っているのか(商品・サービスの内容)
✅ いくらなのか(価格・料金)
✅ それを使うとどうなるのか(ベネフィット)
✅ 今、なぜ行動すべきなのか(緊急性・限定性)
この4つが揃っていれば、集客の文章は格段に変わります。
逆に言えば、どれか一つでも欠けると、 お客さんは「よくわからないな」と感じて、離れていきます。
「うちのことはわかってもらえている」は幻想
経営者さんに、ひとつお願いがあります。
今すぐ、自分の店のSNS投稿・LINE配信・ホームページを見てください。
「この店を全く知らない人が初めて見たら、何がわかるか?」
という目線で読んでみてください。
・商品の具体的な内容は書いてありますか?
・価格は書いてありますか?
・「あなたにとって何がいいのか」は書いてありますか?
多くの場合、書いてありません。
「雰囲気はいいんだけど、何をしてくれる店なのかよくわからない」
これが、今の中小企業のWEB集客の現実です。
まとめ:「伝わる」は、努力しないと起きない
自分の店のことは、自分にしかわかっていません。
だから、言語化する努力が必要です。
商品の説明、価格、ベネフィット、想定するお客さんの悩み。
これを言葉にして、発信する。 それが集客の第一歩です。
代行者に色々お願いするときも同じ。
「うちのことはわかってるよね」ではなく、
「何も知らない人に教えるつもりで、情報を渡す」
——この意識が、結果を変えます。

