SNSは努力よりも“相性”です...めんどくさがり屋の私が現場で得た結論

「SNSで集客しましょう」という言葉を耳にすることは確かにあります
しかし、現場を見ていると、その一言では片づけられない現実があります
目次
SNS担当は事業主本人ではないことが多い
SNSを事業主本人が担当している店は多くありません
事業主は仕込み、接客、仕入れ、片付け、会計など、日々の業務だけで手一杯です
そのためSNSは、
・若いスタッフ
・パートさん
・家族
こうした人たちが本業の合間で引き受けているケースがほとんどです
SNSが苦手なのは意識が低いからではない
事業主がSNSに“ついていけない”のは当たり前です
意識が低いわけでも、怠けているわけでもありません
そもそもSNSに苦手意識があり、
機能も使い方も学んだことがないため、ついていけないだけです
SNSをやると作業が必ず発生する
写真を撮り、文章を考え、投稿し、反応を見る
これらは、やると決めれば必ず誰かが担当しなければならない作業です
任された側も、本業の合間で対応していることが多く、
負担になっているケースを何度も見てきました
外野の「SNSをやれば売上が上がる」論がプレッシャーになる
外から聞こえてくる、
・SNSをやれば売上が上がる
・続ければ結果が出る
こうした言葉が積み重なることで、
「SNSはやらなければならない」
という風潮が店全体に漂ってしまうことがあります
「SNSを続けていれば集客につながる」という期待
現場でよく聞くのが、
「SNSを続けていれば、そのうち集客につながるかもしれない」
という淡い期待です
しかし、現実はそう単純ではありません
SNSの本質は“認知”である
SNSが担う中心的な役割は 認知 です
・店の存在を知ってもらう
・なんとなく雰囲気を伝える
・頭の片隅に残るきっかけを作る
この「入口づくり」がSNSの仕事です
ここを超えた効果を期待すると、現場とのズレが生まれます
SNSをやめてもいい店はある
SNSをやめても、
他の導線で認知を補えるなら大きな問題にはなりません
一方で、続けるとなると作業負担が重い
SNSを続けるとなると話は変わります
・プロフィールを整える
・写真を撮り直す
・文章を読みやすくする
こうした作業は、現場では決して軽作業ではありません
担当する人に、じわじわと負担が積み重なります
SNSは努力量と成果が比例しない
SNSは、
“たまたま誰の目に触れるか”
で結果が変わる、非常に不確実な世界です
そのため、
「投稿数を増やしたから売上が上がる」
という種類の媒体ではありません
現場で成果が出ているのはSNS以外の改善
実際に現場を見てきた中で、
数字が動きやすいのは次のような改善です
・Googleマップの整備
・店頭のわかりやすさ改善
・初来店のハードルを下げる仕組み
・再来店につながる導線づくり
SNS投稿を増やすことより、
こうした取り組みのほうが成果につながるケースを多く見てきました
SNSは店によって「武器」にも「負担」にもなる
SNSが得意なお店は続ければいい
しかし、向いていない店が無理に合わせる必要はありません
事業主が無理に覚える必要もありませんし、
任されたスタッフが疲れ切る必要もありません
SNSは、
・絶対的な武器でもない
・完全に不要でもない
ただの手段のひとつに過ぎません
価値は、店の性格や人員体制、事業主のスタイルによってまったく変わります
現実を踏まえてSNSとの距離を決めればそれで十分
店が抱えている作業量、
誰にどんな負担がかかっているか──
この現実を踏まえてSNSとの距離を決めるべきです
SNSは向いている店には武器になる
向いていない店には負担になる
どちらが正解という話ではありません
私自身、SNS重視ではないやり方で成果を出してきた
最後にひとつだけ
私はSNS重視ではないやり方で、飲食・小売・サービス業など
さまざまな業種でしっかり成果を出してきました
無理にSNSに寄せなくても数字は動きます
方法はひとつではありません
店に合うやり方を選ぶ──
そのほうが結局うまくいくと、確信しています

