実店舗のLINE集客事例3選｜工務店・美容院・電気屋が売上アップした具体策
高山 昌之
目次
■ はじめに
「売上を伸ばしたい…でも広告費はあまり使いたくない。」
これは小さなお店や地域密着ビジネスに共通する悩みです。
そこでもう登場して久しいですが、
広告費をほぼ使わずに成果が出る“最強の集客ツール” があります。
それが LINE公式アカウント です。
- お客様に“確実に届く”
- 効果が出るのが早い
- 実店舗との相性が抜群
- 個人店でも簡単に始められる
この記事では、
工務店・美容院・町の電気屋という
3つの実店舗の事例 を通して、
LINE集客の「リアルな活用方法」を紹介します。
■ 事例①：工務店（栃木市）
「LINE登録で家づくりチェックリスト配布」で資料請求数が3倍に増加
▼背景
栃木市で20年以上続く地域の工務店
- HPからの問い合わせが少ない
- 見込み客が検討段階で止まってしまう
- ポスティングの反応が落ちている
そんな状況でLINE公式を導入
▼実施した施策
① LINE登録特典に「失敗しない家づくりチェックリスト」PDFを配布
→ 登録のハードルが一気に下がる
② 登録直後に「家づくりの基本5ステップ」を自動配信
→ 売り込みゼロで信頼を獲得
③ 7日後に「気になる箇所を写真で送ってください」と案内
→ 写真相談が増える
④ 月1回、施工事例（ビフォーアフター）を簡潔に紹介
→ 工務店の実力を自然にアピール
▼結果（3ヶ月）
- LINE登録者：305名
- 写真相談：月15〜22件
- 資料請求：4件 → 12件へ増加
- 来店相談：＋28％
▼ポイント
工務店は “今すぐ客より検討客が多い” 業種
その検討客をLINEで温めるだけで、相談につながりやすくなる
■ 事例②：美容院（千葉市）
キャンセル穴埋めが“LINE1通”で80％成功する仕組みを構築
▼背景
川越市駅近くの人気美容院
- 直前キャンセルで売上が大きく減る
- 電話やSNS投稿では案内が届かない
- リピーター向けに素早い連絡がしたい
という理由からLINEを強化。
▼実施した施策
① 「空き枠のお知らせテンプレ」を用意
→ 店主がすぐ送れる状態にする
② キャンセル発生時に即LINE配信
「本日14時〜15時、1枠空きました」
③ 埋まったら終了の“特別枠扱い”
→ お得感があり反応率UP
④ Lステップ不要の簡単運用
→ 小さな店舗なら、意識を持つだけで現場でも継続できる
▼結果（3ヶ月）
- 空き枠埋まり率：80％
- リピーター来店数：毎月増加
- 月売上：＋12〜15万円
- お客様の満足度も向上
▼ポイント
美容院のように “空き枠が商品” の業種はLINEと相性抜群
SNSと違い、LINEは「確実に見てもらえる」
■ 事例③：町の電気屋さん（越谷市）
週1の“家電コラム配信”で相談件数が3倍に増加
▼背景
越谷市で40年以上続く町の個人電気店
- 家電量販店との価格競争
- ネット購入の普及
- 来店頻度の低下
- 修理依頼の“波”が大きい
という課題があった
▼実施した施策
① 週1の「家電トラブル予防コラム」を自動配信
湿度の高い越谷市では、以下のテーマが特に反応が良かった：
- エアコンのカビ対策
- 冬前の暖房チェック
- 冷蔵庫の節電ワザ
- 洗濯機の異音の原因
- ブレーカーが落ちやすい家の特徴
② コラム最後に「写真で相談できます」と記載
→ 電話より気軽で相談件数が増加
③ 月1回「今月の出張サービス案内」を配信
例：エアコン簡易点検1,000円
④ LINE → 写真 → 見積り → 訪問の最短導線を設計
▼結果（3ヶ月）
- 既読率：45〜75％
- 修理依頼：5件 → 19件
- 写真相談増加で訪問見積りが増える
- リピート率：30％ → 57％
- 売上：＋23％
▼ポイント
越谷市のような住宅地では、
“ちょっと相談したい”が売上につながる
LINEで相談のハードルを下げると、
“頼れる町の電気屋さん”として関係性が強くなる
■ 3つの事例に共通する「LINEで成果が出る理由」
① 登録直後に“メリット”を渡している
- クーポン
- チェックリスト
など、お客様が喜ぶ“最初の体験”が重要
② 配信が短くて読みやすい
スマホ向けに
- 結論を先に
- 一行空ける
- スタンプ少しを徹底
③ 自動＋手動のハイブリッド運用
- 自動配信：関係構築(公式アカウントだけでは限界はあるが...)
- 手動配信：空き枠・写真相談など即反応系⇒この組み合わせが最強
■ まとめ
LINEは、
「小さな実店舗も売上を伸ばせる集客ツール」 です
- 工務店 → 見込み客を育て相談増加
- 美容院 → 空き枠を埋める
- 電気屋 → 相談を自然に増やす
どの業種も、やっていることはシンプル
